歯科で受ける治療の中で、もっとも肉体的に負担のかかるものは抜歯です。なので、抜歯後はその後の過ごし方が重要になります。まず、抜いた当日はできるだけ安静にするようにしましょう。日課として夜にランニングなどをしているという場合は休むようにしましょう。
また、お風呂に関しては入らないか、あるいはシャワーで体を洗うだけにしておくようにしましょう。そうすることで、抜歯した場所から出血が止まらないということを防ぐことが出来ます。歯科で親知らずを抜歯した場合は、他の歯と違って、義歯を入れることがないので放置することになります。その放置の仕方が重要で、下や指で抜歯した部分を触らないようにしましょう。
触ってしまうと、穴を塞いでいる血の塊が取れてしまうことがあります。そうすると、ずっと塞がらず、あごの骨が露出した状態になってしまって痛みが出てきてしまいます。親知らず抜歯後の穴を塞いでいる血の塊は、後に歯肉となって穴を完全に埋めてくれるものなので、放っておくのが大事なのです。歯科から痛み止めの薬などが出ている場合は、必ず飲みきるようにしましょう。
もうあまり痛くないからといった理由で、まだ薬が残っているのに勝手にやめてはいけません。また、痛み止めを飲んでも痛みが治まらないという場合は、歯科医に相談してみましょう。そうすれば、現在、処方されている痛み止めよりも強いものを出してくれますし、また、他に痛みの原因がないか探してくれます。